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水と今

かくして君は待つ、ある人が現れるのを。君の命をとめどなく膨らませにやって来るのを。(リルケ)

出戻った。

さて、ここ数ヶ月、自分は何を考えていたのか? 自分でもわからない。わからないが、それを少しでも明るみに出すためにこの記事を書く。

昨年末、このブログを閉じて、引っ越しした懐かしの「はてなダイアリー」に、数日前から何故かログインできなく(正確には、ログインしても記事が書けなく)なってしまった。これはいったいどういうことなのか? わけがわからない。

そこで私はどうするべきか? ウサギよりも小さな頭であれこれ考えた揚げ句、恥も外聞も捨てて(というのはいささか大袈裟だが)ここに出戻りすることにしました。あのダイアリーは、他界した相棒猫のことを記すための、言うなれば「期間限定雑記」だったのだろう。そうでなくてもそういうことにしておこう。

しかし、3ヶ月ぶりにここに戻ってきたからといって、記せることはそうそうなさそう。まだ慣れていない。だいいち、僕はブログを引っ越ししすぎる。これでは読者的信用(そんなものは元々ないかもしれないが)をすっかり失くしてしまっても文句は言えない。何しろ、この10年で、たぶん4回くらいはホームを変えているはずだ(一応僕なりの必然があってそうしているのだが)。

そも、僕は何のためにこのように面倒な「ブログなるもの」を運営してきたのだろう? ささやかに営んでいる名曲喫茶を宣伝するわけでもなく、趣味の本やゲームについて記すわけでもなく、クラシック音楽について一席ぶつわけでもなく。何かしら世に訴えたい思想やオピニオンがあるわけでもなく。ないない尽くし。

つまり、「これはいったい何だ?」「目的は?」「動機は?」といった根本的疑問が今、持ち上がっている。所謂、自己顕示欲だろうか。あるいは、この世を去る前に何かしらライフログを残しておきたい、というような、いかにも人間らしい現世的欲求だろうか。あるいは、君に向かって今すぐ何か言いたい、でも言えないから記すぜ、的刹那の叫びだろうか。そう、そこでモニターだからiPhoneだかガラケーだかに向かってこの記事を読んでくださっている、ありがたい君に向かって。いったい、君はいったいどこにいるのだろうか。テルミー。