水と今

かくして君は待つ、ある人が現れるのを。君の命をとめどなく膨らませにやって来るのを。(リルケ)

押し入れ部屋から〜From my closet to you〜(3)

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午前3時すぎ。押し入れにて。

……。(18分経過)

何かしら記しておくべきことがあったか? と自問する。しかし、誰かの興を引くような小話は(今日も)ない。ただただ、夜中にセブンイレブンで買った飲みきり(500ml)ワインを半分飲んで、酔っぱらってる丑三つ時の私である。そんな私の戯れ言に耳を傾けてくださる奇態な方はいらっしゃるだろうか?

いらしてくれたら嬉しいが、しかし、いらっしゃらなくともここに何かを記してから眠る、という義務というか習慣というか目的は変わらない。現在は「押し入れの中でブログを更新し続ける」という実験の最中であるから。

それにしても、これ以上何か記すには熱い濃いコーヒーが要るようだ。今、すぐに。でも豆は切らしているし、セブンーイレブンに戻って全自動マシンに紙コップをかざす気にはなれない。そんな時、ありがたいのがインスタントコーヒーである。味気ないけど。

コーヒーという嗜好品が、ここ数日、私の心中を穏やかに支配している。この先は再び、コーヒーが私の相棒になってくれるような気がしている。日々、人のために、自分のために、クラシック音楽のためにコーヒーを1杯1杯丁寧に抽出するという行為。

その際、やはり挽き立ての豆をハンドドリップで淹れることが重要になるだろう。どんなに雑味のない、澄んだ水のようにクリアな味になったとしても、機械を使うわけにはいかない。ろくすっぽ飲めないような拙いコーヒーになったとしたら、それは私の拙い状態がそのまま反映されたに過ぎない。コーヒーの味は真正に正直だ。豆と腕と精神をそのまま映し出す魔法の液体。うう、仕方ないからインスタントコーヒーを飲もう……。