水と今

かくして君は待つ、ある人が現れるのを。君の命をとめどなく膨らませにやって来るのを。(リルケ)

出かけようぜ!

夜、名曲喫茶仕事を終え、親しき人との会合(お茶と白ワインとお馴染の和製イタリア料理)を終え、只今、徒歩で帰宅しました。これがTwitterだったら、

「きたくったよー(~o~)/ホロヨイ」

で済ませたいところだが、今はそういう気分でもなく。心中(みたいなこと)とか状況(みたいなこと)とか希望(みたいなこと)をそれなりにありのままに記しておきたい。そんな心中にあります。幾分ほろ酔いで。

 

だからといって、何かここに改まって記しておきたいことがあるのか? そう自分に問うてみると……すみません、とくにないやもしれません。もしあっても、実際には記そうとしていない。それはしっかりと心中に仕舞い込んでいるようだ。

現在、午前2時。先週、食事中に誤って噛みきってしまった上唇が未だにずきずき痛む(痛くて思うようにお酒が飲めない)。現在と過去と未来が、オリーブオイルと胡麻油とキャラノー油をフライパンの上でそっと混ぜ合わせた時みたいな(混ぜ合わせたことはないが)、ちょっととりとめのない気持ちになっている……。
それでも己にできることは、ただ、ここに何かしら記してベッドに潜りこむこと。それだけ。絶望的な気分とか厭世的な気分とか排他的な気分じゃなくて、「いつも通り(as usual)」。だからきっと明日になったら唇の膿みも少し収まって、いつも通り、何処かに行けるような心持ちになるだろう。

 

でも、何処に行けるっていうのか?  もし一念発起して、大好きな多摩モノレールに乗ったって、いつだって終点は上北台か多摩センターだし(そういうローカルな駅があるのです)、IKEA(大型輸入家具店)に行ったって買うものなどないし、ディズニーシーに1人で行くわけには行かないし(いつか行きたいと思っている)、とどのつまりはあまり部屋から出たくないのだが、出なければ何処かに行くことは出来ない。長年愛用していたミニサイクルは先日の台風でチェーンとブレーキがすっかり錆びついてしまったし(多摩川に行く唯一の交通手段)、渋谷ライオン(名曲喫茶)はいささか遠いし、夢はいつでも目覚めてしまう。sigh.

 

だったら何か、現実的に、具体的に、有用かつ、愉しいことを考えよう。現実的に、具体的に、有用……ああ、そういうことを考えようとすると、ついテレビゲーム(スプラトゥーンとスーパーマリオメーカー)と読みかけの小説と、今日、ルミネで見かけたキャメル色のショート・トレンチコートのことくらいしか考えられないのだが。あのコートを何も考えずに購入し、ポケットにけっこう長いこと喫っていない煙草の箱を忍ばせ、北口の団地の階段を10階ぶん上って(かなり疲れる)、朝もやがけぶる屋上で火を点けたら、少しはフィリップ・マーロウっぽい開けた気分になれるだろうか? I'm not sure.(でも試してみる価値はありそうだ)

うむ。(開き直った)
やっぱり、こんなのは暇人(実際にはそれほど暇でもないのだが……)の与太話に過ぎないよな。
唯、只、今、願うことは、明日、君に(僕に、彼らに、彼女らに)幸運の星が流星のようにたくさんさんさん降り注ぎますように! それが僕のThat's almost all。