水と今

かくして君は待つ、ある人が現れるのを。君の命をとめどなく膨らませにやって来るのを。(リルケ)

ありふれている、ありふれていない日曜日

今日も午前中から夜まで名曲喫茶仕事に勤しむ。

名曲喫茶繋がりの友人女性(僕よりずっと年下だが、僕よりずっとクラシックに詳しい)がチェリビダッケの振るブルックナー(交響曲7番)のCDを持ってきてくれた。とても沁みる曲。聴き入りながら、せっせと働く。飲食業は基本的に肉体労働だから、とにかく身体が疲れる。それなりに神経も使うが。

でも、名曲喫茶はカフェなんかと違って、自分の好きなクラシック音楽を1日中聴いていられるという利点がある。それに、(ほぼ)1人きりだから、同僚に業務連絡したり、上役に社交辞令なんかを言う必要がない。それらは僕の精神衛生上、かなりとても大きい(はずだ)。

昨日も今日も、営業中、とても印象的かつ象徴的な出来事があったのだが、それを記すには、今日はちょっと疲れすぎている。というか、それらは僕にとって「のみ」、印象的かつ象徴的な出来事であって、僕以外の人にとってはきっと面白くもなんともないだろう。(なので、割愛します。)

さて、このままバタンQしてしまいたいところだが、ちょっとだけ室温に戻したビール(キリン「秋味」)を飲みながら、活字をぱらぱら読まないことにはうまく寝つけそうもない。3日前から、フィッツジェラルドの長編小説『夜はやさし(Tender Is The Night)』を再読している。2度目は初読よりも面白い。そう思える小説は凄く良い小説だと思う。(そうそうない。)

明日は休日。約35年前から駅前にあった(つまり5歳の時から行っていたわけだ! 絵本やスヌーピーの漫画本をよく買ってもらっていたっけ)大型本屋さんがとうとう完全閉店する日。だから感謝をこめて、そこで5000〜10000円ぶんくらい本を買おうと思っている。「いつか読めばいーや」と思って先送りにしてきた本を買おう。ナボコフとか、サマセット・モームとか、T.S.エリオットとか、そういうの。

じゃ、また明日だね。